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「フラクタル」感想 [アニメ・ゲーム]

お久しぶりです。今日文化祭を終えたnononnです。

色々書きたいことはあるのですが、ブログではあまり書かない事にしているので、

さっそく本題に入ります。表現力が乏しい為、変な表現になっている箇所があるかもしれません。


今日、TVアニメの「フラクタル」全11話観ました!

簡単に言うと、『難しい』です。

このアニメ、私にとってはとても有難いものになりました。

とても意味が深く、見た目の華やかさに依存しないアニメだと思います。

監督は、山本寛監督です。

この方は、「らき☆すた」や、ハルヒのエンディングを手がけた方だそうです。

ただ、今回はそういった方向性ではないそうです。

「『フラクタル』が失敗したら引退も辞さない。」と発表した文章の中に決意が見えます。

視聴率はあまり良くなかったそうですが、

最近のアニメとは違っていて最後までついつい観たくなる作品でした。

本当に観たいアニメがなかなか探せず、某人気アニメや有名アニメを観ても

一話観るだけで、引き込まれることがなくそこで観なくなるというパターンを

繰り返していました。

アニメ「テイルズオブジアビス」の途中でブルーレイのCMを観て、

一瞬で引かれてすぐにネットで調べて出会った作品です。

「アニメ」としてでは観るのではなく、1つの”作品”として観てもいいかもしれません。



まず、あらすじを紹介させていただきます。以下引用。

22世紀に確立された世界を管理する「フラクタルシステム」。それはネットワーク化された数兆の計算機の総体で、人体に「フラクタルターミナル」を埋め込みライフログを定期的に高々度浮遊サーバに送信することで全ての人が基礎所得を受け取ることができるシステムである。これによって、働く必要も争う必要もなくなり、人類は楽園のような生活を手に入れた。 システムの恩恵が得られてから1000年が経った世界。ドッペルと呼ばれるアバターを使うことによって、どこでも好きな場所から自由にコミュニケーションを取れるようになって以来、多くの人は定住せずに悠々自適に暮らす個人主義の社会が形成されていた。 その世界で珍しく家を構え、ドッペルも持たない少年クレインは、ある日、怪しい3人組に追われている少女フリュネと出会う。クレインは怪我をした彼女を介抱するが、翌日彼女はブローチを置いて消えてしまった。引用ここまで (引用元:wikipedia:フラクタル(テレビアニメ))


あらすじだけを見ても意味深なアニメだと推測してもいいですよね。

ここでまず、このアニメが訴えるものとして、

情報社会で生きる人間のデータに対する依存?かな、と推測できました。

もちろん、私も依存していると実感してます。

携帯依存症ではありませんが、やはり携帯はこの時代を生きる上で欠かせないものであり、

PCはなおさら必要だと常に感じます。

人と人とのリアルな繋がりは薄れていく。

便利な機能を備えた情報機器。

ネット上でアバター(自分の分身)を作る。

「フラクタル」はまさにこのことをアニメの中で表現していると感じました。

ただ、そこだけではなかったようです。

ネットで調べたところ、この監督が本当に伝えたいものは何かという点について、

考察していたり、疑問に思っていたりする人が多かったようです。

最近よくある、ヲタク的アニメ。学園物。露骨な性的表現。ついていけないギャグ。

監督は多くの視聴者が求める流行の要素を入れる進化の無いアニメ産業に、

疑問を感じたのでしょうか。

作中に最近のアニメに対する批判的な要素?を入れたために視聴率が下がったという説もありました。

うーん…難しいです。らき☆すたの監督を務めた方がそう思うとは…


ただ、フラクタルにも性的表現が無いとは言えませんが…

萌えとは違いますが、あまり爽やかとは言えないです。

そこに何の意味が隠されているのか、単に表現しただけなのか。

主人公の少年がハーレム風になっている点もよくあるパターンで、

家のPCから少女が突然出てくるという点もなんかありそうなパターンです。

その点は期待と少し異なりました。

でも何処が他と違うのだろう。その差異に魅力的なものがあるはずなのです。

ファンタジーだから?意味深そうだから?

絵一つ一つが静止画の状態でかわいい、かっこいいとかではなく、

表情豊かで動きもあるから?アングルもいいから?

何なのでしょうか…



詳しいことは↓コチラのサイト様にまとめられておりますので、参考にどうぞ。

http://d.hatena.ne.jp/Zucce/20110120/p1

このアニメの視聴率がとても低いことがもったいなく感じられます。

ネット上でも「面白くない」「つまらない」という声を見ます。

やはりアニメをみる大半の人が萌え要素を追求するからなのか。

流行の萌え要素が無かった上にそれを批判したからなのか。

意味が深すぎて作者の意図が分かりにくいからなのか。

OPが単なるフラクタル図形の動きだからなのか。

気になるところでいつも話が終わる上に予告がないからなのか。

監督自身が某アニメのフィギュアでちょっと大変なことをしたからなのか。

(↑それは無いかも)

とにかく興味のある方は、1話を是非観てみてくださいね^^


去年の年末に観た「スカイ・クロラ」も、意味深なものだったと分かりました。

もっと細かく見ておけばよかった。

そういう素敵な作品にもっとめぐり合えたらいいなぁと強く感じました。




この記事に関する誹謗・中傷は一切受け付けておりません。

アニメに関してはあまり深い知識がないものですので、大目に見てもらうと有難いです。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
タグ:フラクタル
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